ドイツ語の動詞には、「特定の名前の前置詞とセット」でしか使えないものがたくさんあります。
これを「動詞+前置詞+格」のセットで覚えるのが、A2試験のメール作成やスピーキングで迷わなくなる最短ルートです。
なぜ「セット」で覚える必要があるの?
例えば、日本語でも「〜を待つ」と言いますが、ドイツ語の warten は、単独では「〜を」を連れてくることができません。
必ず auf という前置詞の助けを借りて
さらにその後ろを 「4格」 にするというルールが決まっています。
これまでの記事で学んだ前置詞イメージを思い出してみましょう。
そのまま覚える!前置詞熟語ランキングTOP10
日常会話とA2試験での頻出度をベースにしたランキングです。
【第1位】warten auf + 4格(〜を待つ)
ターゲットに向かって矢印(4格)!
- Ich warte auf den Bus.(バスを待っています)
【第2位】sich freuen auf / über + 4格(〜を楽しみ・喜ぶ)
未来のワクワク(auf)か、今の喜び(über)か。
- Ich freue mich auf die Reise.(旅行を楽しみにしています)
💡 ちょっと待って!「sich」って何だっけ?
この熟語に出てくる sich は「再帰代名詞」と呼ばれるものです。「自分自身を〜させる」というニュアンスがありますが、まずはセットで覚えてしまいましょう。詳しい使い方はこちらの記事で解説しています。
👉 [再帰動詞]
【第3位】sprechen mit + 3格(〜と話す)
相手とガッチリ連結(3格)。
- Ich spreche mit meinem Chef.(上司と話します)
【第4位】sich interessieren für + 4格(〜に興味がある)
興味の矢印を対象へ!
- Ich interessiere mich für den Kurs.(そのコースに興味があります)
ここでも sich が登場しますね。「興味を持たせる」という動作が自分に返ってくるイメージです。再帰動詞の「3格・4格の使い分け」が不安な方は、復習しておくと安心です。
👉 [再帰動詞の3格・4格攻略]
👉[再帰動詞と前置詞まとめ]
【第5位】denken an + 4格(〜のことを考える)
思いをターゲットへ飛ばすイメージ。
- Ich denke oft an meinen Urlaub.(よく休暇のことを考えます)
【第6位〜第10位】
- 第6位:telefonieren mit + 3格(〜と電話する)
- Ich telefoniere mit meiner Mutter.
- 第7位:sich treffen mit + 3格(〜と会う)
- Ich treffe mich mit meinen Freunden.
- 第8位:träumen von + 3格(〜の夢を見る)
- Ich träume von einem Haus.
- 第9位:Angst haben vor + 3格(〜が怖い)
- Ich habe Angst vor der Prüfung.(試験が怖いです)
- 第10位:sich ärgern über + 4格(〜に腹を立てる)
- Ich ärgere mich über den Regen.(雨にイライラする)
ミニ練習
正しい「格」を入れよう!
( )の中を正しい形に書き換えてみましょう。
- Ich warte auf( ). [der Zug / 4格]
- Ich telefoniere mit( ). [meine Schwester / 3格]
- Ich interessiere mich für( ). [der Film / 4格]
- Ich träume von( ). [ein neues Auto / 3格]
- Ich treffe mich mit( ). [meine Freunde / 3格]
【答えとまとめ】
- den Zug (男性4格 -en)
- meiner Schwester (女性3格 -er)
- den Film (男性4格 -en)
- einem neuen Auto (中性3格 -em)
- meinen Freunden (複数3格 -en)
【A2試験対策】メールでそのまま使える!熟語テンプレート
試験では「お礼を言う」「予定を確認する」「興味を伝える」といった場面でこれらの熟語が活躍します。
① 招待へのお礼・喜びを伝える(第2位の応用)
- Ich freue mich sehr über deine Einladung.
- (招待してくれてとても嬉しいです。)
- ポイント: 相手がくれた「招待」という今の喜びなので über を使います。
② 楽しみな気持ちを伝える(第2位の応用)
- Ich freue mich schon auf unser Treffen.
- (私たちの再会をすでに楽しみにしています。)
- ポイント: これから起こる未来のワクワクなので auf です。
③ 相談・話し合いを提案する(第3位の応用)
- Ich möchte mit Ihnen über das Projekt sprechen.
- (あなたとそのプロジェクトについてお話ししたいです。)
- ポイント: 相手を3格(Sie → Ihnen)にするのを忘れずに。
④ 趣味やコースへの関心を伝える(第4位の応用)
- Ich interessiere mich sehr für Ihren Deutschkurs.
- (あなたのドイツ語コースにとても興味があります。)
💡 試験官はここを見ている!
メールの中でこれらの熟語を正しく使えると、「単語だけでなく、文法的な繋がり(格支配)まで理解している」と評価され、高得点に直結します。
特に、「前置詞の直後にくる冠詞の語尾(-en, -m, -r)」を間違えないように見直すだけで、ケアレスミスによる減点を防げますよ。
まとめ
単に Ich komme.(行きます)と言うよりも、Ich freue mich auf den Kurs!(コースを楽しみにしています!)と言える方が、ドイツ語らしくて好印象ですよね。
今回紹介したランキングTOP10を、まずは自分のメールの「お決まりフレーズ」として取り入れてみてください!
- 動詞は前置詞と「結婚」していると思ってセットで覚える!
- 4格は「ターゲット(矢印)」、3格は「相手(連結)」のイメージ。
- 特に男性名詞の語尾(4格の -en / 3格の -m)を間違えないのがA2合格の秘訣!



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