前回の「基本編」では文法を整理しましたが、リスニング試験(GoetheやÖSDなど)では、知っている単語を聞き取るだけでは正解に辿り着けません。
今回は、A2レベルのリスニングで必ず狙われる「数字・単位・動詞の変化」を徹底解説します!
気温と数字:聞き取りの「罠」を突破する
リスニングで最も多いのが気温の問題です。
ここでは「単位」と「似た音の数字」に集中しましょう。
① 気温の単位「Grad」
- Es sind 20 Grad.(20度です)
- 15 (fünfzehn) と 50 (fünfzig) の聞き間違いに注意!
- 0度以下の言い方:
- minus 5 Grad(マイナス5度)
- 5 Grad unter null(零下5度)※「unter null(0の下)」が聞こえたらマイナスです。
② その他の単位と数字
- 降水確率 (Regenwahrscheinlichkeit):
- „Die Wahrscheinlichkeit liegt bei 30 Prozent.“(確率は30%です)
- 風速 (Windgeschwindigkeit):
- „Wind mit 50 Kilometern pro Stunde.“(時速50キロの風)※A2では「風が強い」の強調として数字が出ます。
「変化」を捉える!重要動詞リスト
試験では「最初は晴れていたけれど、後で雨になる」といった天気の移り変わりが正解のポイントになります。
| 動きのカテゴリー | 動詞(意味) | リスニングのポイント |
|---|---|---|
| 気温の上下 | steigen(上がる) sinken(下がる) erreichen(達する) | 数字(Grad)とセットで流れます。最高気温は erreichen が合図! |
| 状態の変化 | werden(〜になる) wechseln(変わる) | 「午後は〜になる」という予報の核心です。 |
| 始まりと終わり | anfangen(始まる) aufhören(やむ) | aufhörenは分離動詞。文末までしっかり聴いて判断ミスを防ぎましょう。 |
| 継続 | bleiben(〜のまま) | 「雨は降らない(いい天気のまま)」というひっかけで出ます。 |
リスニング頻出!差がつく重要名詞
単語が聞こえた瞬間に「どんな光景か」をイメージしましょう。
- der Schauer(にわか雨):短時間だけ降る雨。
- das Gewitter(雷雨):激しい雨と雷。
- der Nebel(霧):視界が悪いという状況。
- die Aussichten(予報・見通し):„Die weiteren Aussichten“ と聞こえたら、ここからが未来(答え)の話です。
試験に出る!ひっかけ攻略テクニック
「逆転の aber を探せ!」
放送の最初に「今日はいい天気です」と聞こえても、直後に „aber(でも)“ が来たら要注意。
- „Vormittags ist es sonnig, aber am Nachmittag kommt ein Gewitter.“
→ この場合、問いが「午後の天気」なら正解は「雷雨」です。
ミニ練習
正しい天気を聴き取ろう!
実際の試験だと思って、以下の放送文を読み(聞き)、下の問いに答えてみてください。
放送文(ラジオの天気予報)
„Guten Tag. Das Wetter am Samstag: Am Vormittag ist es noch schön und die Sonne scheint bei 22 Grad. Aber Achtung: Am Nachmittag wechselt das Wetter. Es kommen Wolken auf und die Temperaturen sinken auf 14 Grad. Am Abend fängt es dann an zu regnen.“
問い:午後の天気と気温はどうなりますか?
- 晴れで、22度まで上がる。
- 曇りで、14度まで下がる。
- 雨が降り、0度以下(unter null)になる。
【リスニング攻略のポイント解説】
読者がどこで間違えやすいかを解説すると親切です。
- ひっかけの「22度」: 最初に聞こえる数字ですが、これは「午前(Vormittag)」の話。問いは「午後(Nachmittag)」なので、その後ろの 14 Grad が正解です。
- 動詞の聞き取り: sinken(下がる)が聞こえたら、気温が低くなることを予想しましょう。
- 時間の聞き分け:
- 午後(Nachmittag)→ 曇り(Wolken)
- 夜(Abend)→ 雨が降り始める(fängt an zu regnen)
- ※「雨」は夜からなので、午後の時点では「曇り」が正解になります。
【正解】 2
まとめ
「A2のリスニングは、聞こえた単語をそのまま選ぶと間違えるように作られています。『いつ』『どんな変化が起きるか』をセットでメモする癖をつけましょう!」
ドイツ語の天気予報は、後半に「変化(wird… / aber…)」がくることが多いです。
- 数字と単位(Grad)をメモする
- 変化の動詞(steigen / sinken / werden)に集中する
- 時間(いつの話か)とセットで聴く
これらを意識するだけで、A2のリスニングスコアはぐっと上がりますよ!



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