ドイツ語の疑問詞(W-Fragen)全まとめ!基本の使い方から格変化まで徹底解説

疑問詞

ドイツ語の「W」から始まる疑問詞たち。

英語の What や Where にあたるものですが、ドイツ語には種類が多く、中には「形が変わるもの」もあって頭が混乱してしまいますよね。

そこで今回は、日常会話で絶対に外せないドイツ語の疑問詞をまずは1つの表にすべてまとめました!

後半では、日本人が特につまずきやすい「要注意な落とし穴」や変化のルールを解説していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

1. 一目でわかる!ドイツ語の疑問詞一覧表

まずは全体のマップを確認しましょう。ドイツ語の主要な疑問詞は、すべてこの表に詰まっています。

疑問詞意味主な例文
wasWas ist das?(これは何?)
wannいつWann kommst du?(いつ来るの?)
wieどのようにWie geht es dir?(お元気ですか?)
woどこでWo wohnst du?(どこに住んでるの?)
wohinどこへWohin gehst du?(どこへ行くの?)
woherどこからWoher kommst du?(どこ出身?)
warumなぜWarum lernst du Deutsch?(なぜドイツ語を学んでるの?)
was für ein…どんな〜 / 何の種類Was für ein Auto ist das?(これはどんな車?)
wer誰が(※格変化あり)Wer ist das?(あれは誰?)
welcherどの〜(※格変化あり)Welcher Wein ist gut?(どのワインが美味しい?)

2. 知っておきたい!疑問詞の重要ポイント&落とし穴

ここからは、上記の疑問詞を使う際の注意点などを解説します。

① wie は「形容詞」とセットで大活躍!

wie は単体だと「どのように(How)」ですが、後ろに形容詞をくっつけることで、英語の How old や How long のような様々な質問が作れます。

  • Wie alt bist du?(何歳ですか?)
  • Wie lange dauert das?(どれくらい時間がかかりますか?)
  • Wie viel kostet das?(いくらですか?)

② 要注意!「wann」と「wenn」は間違えやすい

発音も綴りもそっくりですが、意味と使い方が全く違います!

  • wann = 「いつ?」と時間を尋ねる疑問詞
    • Wann beginnt der Kurs?(レッスンはいつ始まりますか?)
  • wenn = 「もし〜なら」「〜のとき」という条件を表す接続詞
    • Wenn es regnet, bleibe ich zu Hause.(もし雨が降ったら、家にいます)

どちらも時に関係する語であり、さらに英語のいつ「when」の発音が「wenn」寄りなので余計に混乱しやすいです。

ちなみに「何時?」と聞きたいときは先ほどの”wie”を使って、「Wie spät ist es?」となりますよ。

③ 「wo」には場所・方向を表す3種類がある

ドイツ語は「どこ」を表すとき、その場にいるのか、移動しているのかで単語を使い分けます。

  • wo = 「どこに(静止)」: Wo ist mein Schlüssel?(鍵はどこ?)
  • wohin = 「どこへ(移動の目的地)」: Wohin gehst du?(どこへ行くの?)
  • woher = 「どこから(出発点・出身)」: Woher kommst du?(どこから来たの?)

場所を表す前置詞(どこへnach / zu)(どこからaus / von)について詳しくはこちら

💡 さらに「wo」は前置詞とセット(ドッキング)にもなる!

実はこの wo、今回の表にある意味だけでなく、前置詞と合体して「何について?」「何を楽しみに?」という疑問詞に変身する裏技があります。 (worüber/ worauf / wofür …など)
試験でも頻出なこの「wo+前置詞=疑問詞」については、こちらの記事で詳しく解説しています!  darauf/worüber? ドイツ語の「da・wo+前置詞」の基本3選と再帰動詞の文法解説

3. 「格変化」する要注意グループ

最後に一番大切なルールです。疑問詞の was für einwerwelcher は、後ろに続く名詞や文脈に合わせて形が変わります。

「was für ein…(どんな〜)」の変化

「どのような種類の〜」と尋ねる表現です。後ろに来る名詞の「性別」と「格」に合わせて、ein の部分が不定冠詞と同じルールで変化します。

  • Was für ein Auto(中性4格)hast du?(どんな車を持っているの?)
  • Was für eine Musik(女性4格)magst du?(どんな音楽が好き?)

「wer(誰)」の変化

英語の who / whose / whom のイメージです。単体で「人」を指すため、4つの格にしっかり変化します。

  • 1格(誰が): wer ➡ Wer ist das?(あれは誰?)
  • 2格(誰の): wessen ➡ Wessen Buch ist das?(誰の本?)
  • 3格(誰に): wem ➡ Mit wem sprichst du?(誰と話してるの?)※mitは3格支配
  • 4格(誰を): wen ➡ Wen suchst du?(誰を探してるの?)

前回の記事で「人に対しては Auf wen を使う」とお話ししたのは、この wer の4格(wen)を使っていたからなんですね!

「welcher(どの)」の変化

たくさんある中から「どれ?」と指定して尋ねる表現です。後ろに続く名詞の「性別」と「格」に合わせて、定冠詞(der/die/das)と同じように語尾が変わります。

  • Welcher Wein(男性1格)ist gut?(どのワインが美味しい?)
  • Welches Buch(中性4格)liest du?(どの本を読んでいるの?)

まとめ

  1. まずは一覧表の基本の疑問詞を頭に入れる!
  2. wie は形容詞とセット、wann と wenn の混同に注意。
  3. wo の3変化と、前置詞とのドッキングを押さえる。 darauf/worüber? ドイツ語の「da・wo+前置詞」の基本
  4. was für einwerwelcher の変化に気をつける。

疑問詞のルールはなんとなく理解できたでしょうか?
どんな文法でもそうですが、インプットしたら、次は実際に使うアウトプットが本当に大切です。

実際の試験(A2など)や会話で、この疑問詞を使う練習をしてみましょう!こちらの【とにかく反復シリーズA2対策:テーマ別質問】で、実践練習に挑戦してみてください!

ぜひ、実際のメールや会話でも積極的に使ってみてくださいね!