【ドイツ語】前置詞+関係代名詞・関係副詞 wo の使い方をマスター!応用パターンの完全ガイド

関係文、関係代名詞

こんにちは!前回の記事では、関係代名詞の基本ルールと格変化について解説しました。

今回は、

  • 「前置詞がくっつくパターン」
  • 「場所を表す wo」

これらの一歩進んだ応用文法を、スッキリ解説します!これがマスターできれば、表現できる幅が一気に広がりますよ。

1. 「前置詞 + 関係代名詞」のルール

関係文の中で、動詞や意味のつながりによって前置詞が必要な場合、

【前置詞 + 関係代名詞】を1つのユニットとして関係文の先頭(コンマの直後)に配置します。

このとき、
💡 関係代名詞の「格」は、くっついている「前置詞」のルールによって決まります!

先行詞が元の文で何格であったかに関わらず、関係文内で前置詞とセットになる以上、その前置詞が要求する格(3格支配、4格支配など)を最優先で適用しなければなりません。

動詞と前置詞のセットは避けて通れません。確実に数を増やしていきましょう。
前置詞+動詞セットはこちら

例えばfürは4格、mitやzuは3格など
前置詞の復習はこちら

🔎 実例①:4格支配の前置詞(für)のパターン

  • 文①: Das ist das Projekt. (これがプロジェクトです。)
  • 文②: Ich interessiere mich für das Projekt. (私はそのプロジェクト【(für + 4格)】に関心がある。)
  1. 先行詞: 共通する名詞は das Projekt中性名詞・単数)です。
  2. 前置詞: 文②では熟語表現として 前置詞 für が使われています。für の後ろは常に4格とする規則があります。
  3. 関係代名詞: 「中性名詞」×「4格」を格変化表で確認すると das となります。
  4. 文章の統合: 前置詞と関係代名詞を結合させ、, für das ... の形で先行詞の直後に配置します。定動詞 interessiere (および再帰代名詞)は文末へ送ります。
  • 完成文: Das ist das Projekt, für das ich mich interessiere. (これが、私が関心を持っているプロジェクトです。)

🔎 実例②:in(〜の中で)のパターン

次に、場所や空間を表す前置詞 in が絡むパターンです。

  • 文①: Kennst du das Dorf? (君はその村を知っている?)
  • 文②: Meine Großeltern leben in dem Dorf. (私の祖父母はその村【の中で】暮らしている。)
  1. 先行詞: das Dorf (中性名詞・単数
  2. 格の決定: 前置詞 in が「〜の中で(場所・静止)」を示す場合、後ろの格は必ず3格となります。
  3. 代名詞の選択: 表の「中性×3格」から dem を選びます。
  4. 統合: 前置詞とセットにして , in dem で接続し、定動詞 leben を文末に配置します。
  • 完成文: Kennst du das Dorf, in dem meine Großeltern leben? (君は、私の祖父母が暮らしている村を知っている?)

「中性名詞の3格は dem」というルール通りに、前置詞の後ろにはめ込む形になります。

2. 関係副詞「wo」の使い方と見極め方

「場所(国、都市、建物など)」を先行詞として詳しく説明する場合、前述の in dem や in der といった【前置詞 + 関係代名詞】の構造を用いる代わりに、関係副詞 wo(どこ)を用いて記述することが可能です。

🔄 「前置詞 + 関係代名詞」から「wo」への置換

先ほどの例文を再確認します。

  • 置換前: Kennst du das Dorf, in dem meine Großeltern leben?

この文の , in dem ... は「その村の中で」という具体的な場所・空間を指し示しています。この in + 関係代名詞 の組み合わせは、丸ごと wo に置き換えることができます。

  • 置換後: Kennst du das Dorf, wo meine Großeltern leben?

語順の規則は従属節(副文)と同様であり、wo の後ろでも定動詞が最も後ろ(文末)に配置されます。

★固有の地名における鉄則 ドイツ語において、国名や都市名(例:Berlin, Japanなど)のように「通常は冠詞をつけない名詞」を先行詞として修飾する場合、in dem などの関係代名詞を使用することが文法的にできません。そのため、冠詞のない地名を修飾する際は、必ず wo を使用するというルールがあります。

  • 例:Ich möchte nach Berlin reisen, wo mein Bruder studiert. (私は、弟が大学で学んでいるベルリンへ旅行したい。)

3. 練習問題

今回の「前置詞パターン」および「wo」のルールに基づき、2つの文章を1つの関係文に統合する練習を行います。

第1問

次の2つの文を、関係表現を使って1つの文にまとめてみましょう。

  • 文①: Das Haus ist sehr alt. (その家はとても古い。)
  • 文②: Wir wohnen in dem Haus. (私たちはその家に住んでいる。)

正解: Das Haus, in dem wir wohnen, ist sehr alt. (または Das Haus, wo wir wohnen, ist sehr alt. も正解です)

解説: 先行詞は Das Haus(中性・単数)。「家の中に」住むため、前置詞 in と中性3格の dem を組み合わせ、, in dem ... として先行詞の直後に挿入します。場所の概念であるため wo への書き換えも可能です。

第2問

次の2つの文を、関係表現を使って1つの文にまとめてみましょう。

  • 文①: Das ist die Kollegin. (こちらが同僚(女性)です。)
  • 文②: Ich habe mit der Kollegin gearbeitet. (私はその同僚と一緒に働いた。)

正解: Das ist die Kollegin, mit der ich gearbeitet habe.

解説: 先行詞は die Kollegin(女性・単数)。前置詞 mit は常に3格を要求するため、女性3格の der を選択します。前置詞とセットで , mit der ... と繋ぎ、現在完了形の助動詞 habeを文末に送ります。

まとめ:前置詞がついたら「セットで前に出す」

応用編のポイントをまとめます。

  1. 前置詞が必要な時は、関係代名詞の「前」にセットで置く!
  2. 格変化は、その前置詞のルール(3格か4格か)に従う!
  3. 「特定の場所 + in 3格」は「wo」にスッキリ言い換えられる!

これができれば、日常会話や長文読解での関係文はほとんど怖くありません。

今回もインプットだけではなく、アウトプットで反復し、モノにしていきましょう!

  • 「とにかく反復シリーズ関係代名詞編」
    今までの知識が本当に身についているか、テスト感覚でぜひ挑戦してみてくださいね!

また、2つの文章をひとつにまとめる手法はこれだけではありません。